印象派と名のつく展覧会、しかもメインビジュアルはモネの睡蓮、とくれば、混みそう、なるべく早めにと思って行ってみました。やっぱり混んでました。
ウスター美術館、聞き慣れなかったですが、アメリカボストン郊外の美術館で、1898年の開館当初から印象派の作品を積極的に収集してきて、美術館として初めてモネの睡蓮を購入したそうです。
美術館と画商との購入のやりとりの手紙(金額の話とか結構赤裸々よ)も時系列に展示公開されていて、その後に睡蓮が並んでいたのが、斬新な展示方法だな〜と。
今回メインビジュアルはその初めて購入した「睡蓮」。(他にモネの作品は他所蔵の1点でした)ウスター美術館所蔵の印象派コレクションはほぼ初来日とのこと。
アメリカの美術は結構好きですが、印象派、と銘打った展覧会は初めてです。
フランスで印象派を学んだ画家たちが、その表現方法をアメリカに持ち帰り、独自の表現でアメリカの印象派が広がった、ということがよくわかる流れの展示になっていておもしろかったです。光を描こうとした表現方法はどの場所でも印象派足らしめるなと思いました。