旅の目的は主にアートです。

旅は日帰りも含みます。近くの美術館から遠くの美術館まで。観たいものは観たい!気ままな鑑賞日記です。

フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築 パナソニック汐留美術館 2024.2

館内はバナー等も撮影禁止なので、お外のポスター。次回はテルマエ展か。

 

始まったらすぐに行こうと思っていたら、曜日問わず混雑して、入場制限していると聞いたので、じゃあ土日の混雑は必須だし平日は行けそうもないしとあきらめかけたのですが、『クーンリー・プレイハウス幼稚園の窓ガラス』の写真に惹かれて、やっぱり、実物が見てみたくなりました。日時指定制にならないかな〜と思っていたら2/17から土日が日時指定制になったので、そちらを利用して行くことができました。

それでも混雑しているのだろうな〜と思いましたが、みんな譲り合いながら観ていて、快適に鑑賞できました。

とにかく展示物が多かったので以下、感想箇条書き。

・建築の図面を見ることはあまり経験がないので、比べられないのですが、ドローイングがとても美しかった。添えられている文字も。

・日本贔屓とは知っていましたが、影響を受けた浮世絵なども展示されていて、浮世絵好きとしても楽しかった。

・映像も充実していて、落水荘の建設現場やフランク・ロイド・ライト自身も映っているタリアセン、そしてジョンソン・ワックス・ビルの耐荷重実験など、興味深かったです。

・一番、印象に残った建築は、ジョンソン・ワックス・ビルかな。美しく不思議でいかにも近未来的。当時見ても今見ても未来的に思われる、なんとも魅力的な内装です。

・館外のインタビュー映像もよかった。貴重な映像が残っているのはいいですね。

唯一撮影できたユーソニアン住宅の原寸モデル

 

1時間くらいでさくっと観れるだろうと思っていたら、2時間強もかかっていたので、ちょっとびっくり。充実の展示でした。

あとは、意外だったのが、女性運動家とのネットワークや、教育者としての一面。こちらも知れてよかったな、と思いました。インタビュー映像だと、宗教的な発言が多かったので、古風な人物にも思えるのですが。先進的なところもある人だったのかな、と。もっといろいろ知ってみたい人だ、と思いました。今回は入門編として十分に楽しめました。