旅の目的は主にアートです。

旅は日帰りも含みます。近くの美術館から遠くの美術館まで。観たいものは観たい!気ままな鑑賞日記です。

ゴードン・マッタ=クラーク展 東京国立近代美術館 2018.8

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ゴードン・マッタ=クラークは1943年アメリカ生まれ。

アートのみならず、建築やストリートカルチャー、食など幅広い分野で多くの作品を生み出した。
とくに実際の建築物を分断する「ビルディング・カット」で広く知られ、都市に介入する姿勢を生涯貫いた。
78年に脾臓癌のため逝去。没後40年に当たる2018年に開催される本展はその生涯を彫刻や映像、写真、資料などによって多角的に紹介するもの。

(公式サイトより)


アジア初の回顧展だそうです。あまり詳しくはないので調べたところ、父はシュルレアリスムの画家で建築家、ロベルト・マッタで母親は画家のアナ・クラーク、名付け親は現代美術家マルセル・デュシャン。現代美術の申し子的な生まれ育ちの人ですね。

現代美術を鑑賞するときは、アーティストのプロフィールや時代背景などを調べて、できるだけ理解するよう努力しますが、だいたい、よくわからないな〜と思いつつ、自分がどう感じたか、で楽しむようにしています。

ゴードン・マッタ=クラークの作品で感じたのは、「体温」です。建築物や都市など人が介在するものがモチーフだからでしょうか。

彼の作品は物としては残っていないけれど、写真や資料で映像で過程も残っていて。その臨場感が伝わってくるような展示でした。いい出会いをしました。

サブタイトルの【Mutation in Space】
「Mutation」て何かしら?って調べたら、「突然変異」でした、なるほど。

印象に残った作品

「ツリーダンス」

「チャイナタウンの覗き見」

「クロックシャワー」

「オフィス・バロック

「日の終わり」

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「オフィス・バロック」模型越しの「日の終わり」映像