最終日は、最初は小豆島の違う作品をまわろうかなあなどと思っていたのですが、新作に興味があったので、男木島にしてみました。
男木島、2013年と2016年も行ってるのだけど、女木島メインのハシゴだったため、いつも時間が足りないって印象なので。今回はゆっくりまわれそう。
朝一番のフェリーなので、まだ、各作品は開いておらず…まずはてくてく屋外作品へ。
上陸3回目にしてやっと行けた『歩く方舟』山口啓介
帰り道に『青空を夢見て』 レジーナ・シルベイラの横を通って(学校なので中には入れないので)猫に癒され 港方面に戻りました。
男木島は急坂の多い島なのですが、こちら側は少し穏やかな感じでした。
では、細い急坂を歩きながらの作品めぐり。油断すると迷いそうになります、そして暑い…。
『男木島 路地壁画プロジェクト wallalley』 眞壁陸二を眺めながら
『うちの海 うちの見』 サラ・ヴェストファル
に。民家で海中の映像を観る。部屋の暗さが海に潜ったときの息苦しさに通じる。
オンバ・ファクトリーに来たと思ったらカフェと男木島図書館であった。男木島は人口が増えて学校が再開したりと活気があるそうです。島の様子が変わっていくのや、経年変化した作品に再会することもトリエンナーレの醍醐味です。
『The Space Flower・Dance・Ring(宇宙華・舞・環)』 川島猛とドリームフレンズ 迫ってくるような細い線の表現と鏡の効果がおもしろい。
新作が続きます。
『SEA VINEー波打ち際にてー』 高橋治希
窓の借景と陶器の花、というコンセプトは変わらないのだけれど、新しくなりました。 明るくて海を感じる作品で、お気に入りです。
『Trieb-家』 遠藤利克
古民家の真ん中に滝のように水が落ちています。音も見た目もすごい迫力です。圧倒される。
ちょっと迫力がありすぎたので、ほっとする作品に。
『アキノリウム』 松本秋則
『自転-公転』 リン・ティェンミャオ(林天苗)
くるくる回る廃材など、音がかわいいのです。
で、一番楽しみにしていた
『未知の作品2019』 グレゴール・シュナイダー
まさかの作品制作中でした…。残念…。(あとで、秋会期を回った人の写真なんか見かけると、もっともっと一帯が 真っ黒に変化していました。)
う〜ん、残念…という傷心を癒やしてくれたのが
『生成するウォールドローイング -日本家屋のために』 村山悟郎
華やかできれい!受付のこえび隊の人と、一緒になったゲストの人と「花に見える!」「鳥に見える!」と想像しながらきゃいきゃいと楽しみました。
港に戻ってきて
『タコツボル』 TEAM 男気
子どもが遊べるようになっています。大人も中に入りましたが。中にはちゃんとタコも入っていました。
食事もしてのんびり一日かけてまわれたので急坂もそんなきつくなかったような…。新作がたくさん観れて楽しかったです。