「フェルメール展 9/35」文字だけの予告見て日付?!と思ってびっくりしてた知人がいましたが……。
フェルメール現存作品35点のうち、9点が東京で観られる(2点は途中で入れ替えですが)上、よりによって場所が上野の森美術館と大混雑が予想される展覧会、日時予約制の試みが行われるというので、とりあえず行ってみようと8月に10月のチケットを取りましたよ。
平日の午後にして、入場時間開始から30分後に(それまで先に東京国立博物館の京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけに行ってました)会場に行ったところ、それでも入場が20分待ちでした。いつもはグッズ売り場や出口になる方から入って、説明冊子(通常作品の横にあるキャプションがなし)と音声ガイド(入場料込み)を渡され、2階から回る、という構成でした。スタッフの制服がかわいかった。
まあ、平日でも混んでるという噂は聞いていたのでこんなもんだろうって感じでした。混雑具合は。
2階は同時代のオランダ絵画、プロローグとして楽しんでから1階、メインのフェルメールルームを堪能する順路です。が、2階があまりに混んでたのでさっさとフェルメールルームに移動。2階、ちょっと導線が悪いところがあったので、それが原因かと。
フェルメールの作品が収蔵されている美術館の映像を見て、光の通路を通ってフェルメールルームへ。8点の作品がずらりと並んでいて荘厳でした。宗教画の「マルタとマリアの家のキリスト」が、フェルメールでもこんなに大きい絵があったのね、と意外でした。
好きだったのは「ワイングラス」と「赤い帽子の娘」。
そのあと、2階へ戻りさくっと鑑賞、好きだなあと感じたのをじっくり鑑賞しました。印象に残ったのは
「マタイの召命」 ヤン・ファン・ベイレルト
カラヴァッジョの影響が強い作品。
「手紙を読む女」「手紙を書く男」 ハブリエル・メツー
モチーフに込められた意味を読み解くのがおもしろい。
……て感想を書いていたら思い出して、もう一度観たくなってきたな。フェルメールの「取り持ち女」が1月から来るからまた行ってもいいかも……なんて思ってしまった。
オランダ絵画黄金期を楽しんだ後、また、フェルメールルームを堪能して、お目当グッズだった牛乳を注ぐミッフィーちゃんを買って、会場を後にしました。
……かわうい!