2月の石内都展鑑賞の後、予告のポスターを見て、これは観たいかも、と前売りを買って楽しみにしてました。
目玉はメインビジュアルになってるロダンの大理石彫刻「接吻」。
大きかった、存在感すごかった、 肌はすべすべだし、こう、抱き合ってお互いの肌に食い込んでいる指とそれを受ける肌の弾力も伝わってくるしで。
頭部にはノミの後が見えたり、細部までじっくり堪能しました。
ぐるぐる回って、どの角度からが一番美しいかしら?って思ってここだ、って写真撮ったら、 メインビジュアルと同じ構図だった、だよね〜。
真っ暗な空間に浮かび上がる真っ白い大理石彫刻、展示の仕方もよかったですね。
他の作品もよかったです。こんなにヌードばかり観る展覧会もないですね。 関連映像もおもしろかった。
印象に残った作品
「イカロス哀悼」ハーバード・ドレイバー
羽と革と海の質感がよかった、しかしイカロスはよくモチーフにされますね。
「裸の少女」グウェン・ジョン
女性作家の作品、憂鬱な色合いがアンドリュー・ワイエスを思い出して好きだなあと思いました。
「浴室」「浴室の裸婦」ピエール・ボナール
「モンパルナスのアトリエ」クリストファー・リチャード・ウィン・ネヴィンソン
「泥浴」デイヴィット・ボンバーグ
「ベッドに横たわる裸婦」ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー
「眠るヴィーナス」ポール・デルヴォー
金子國義っぽい。好き。
「楽園の困難」セシリー・ブラウン
色の組み合わせが素敵だった。
「リサ・ライオン」ロバート・メイプルソープ
とにかく美しい。
「吐き出されたヌード」
フィオナ・バナー
他にもホックニーとかピカソとかマティスとかベーコンとか……。
やっぱり、ヌードって芸術の原点の一つ、人間の体、美しくて、音楽とかリズムすら感じました。