サヴィニャックといえばとしまえんの広告「プール冷えてます」はい、そんな世代です。
ポスターは知っているけど、経歴や人物についてはあまり詳しくなく、 「ポスターかわいいし!見に行こ!としまえん懐かしいし!」なノリで行ってきました。
初期のカッサンドルのアシスタント時代から、自分の個性が花開き、そして晩年まで。 ポスターを始め、その原画、使っていた道具に、最後は1986年のドキュメンタリー映画「街路の人 サヴィニャック」まで 盛り沢山でした。
印象に残った作品
「フランス、食卓の悦び」 ポスターは右向き、その原画は左向きで広告として使われ方をよくわかっているな〜と。
「ブリュナは温まるビール」 カッサンドルっぽい。
「コルテ村のコルシカ展」 ポスターとはまず絵を描くことである。
「ダノン・フルーツ」 木になっているダノン。
「ペリエ:天然ミネラル炭酸水」 元はコカコーラ用に描かれたが没になり、ペリエに直してペリエの広告に。たくましいね。
「セミア(航空機器メーカー)」 絵の線を上の額縁にも。額装屋さんのアイデア。
地下鉄構内に貼られた「エアーウィック」のポスター これも反転してもOKなデザイン。
「レジテックス:フランス人の作業着」
「アストラル エナメルペンキ」
「ダンロッピヨ・マットレス」
「オパール:私のペルロンストッキング」
「ひとりでに編める ウット毛糸」
「クリームデザート モン・ブラン」
サヴィニャックの伝えるべきことを絵に落とし込む技術は まさに魔法、素晴らしく贅沢な空間でした。