旅の目的は主にアートです。

旅は日帰りも含みます。近くの美術館から遠くの美術館まで。観たいものは観たい!気ままな鑑賞日記です。

サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法 練馬区立美術館 2018.4

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サヴィニャックといえばとしまえんの広告「プール冷えてます」はい、そんな世代です。

ポスターは知っているけど、経歴や人物についてはあまり詳しくなく、 「ポスターかわいいし!見に行こ!としまえん懐かしいし!」なノリで行ってきました。

初期のカッサンドルのアシスタント時代から、自分の個性が花開き、そして晩年まで。 ポスターを始め、その原画、使っていた道具に、最後は1986年のドキュメンタリー映画「街路の人 サヴィニャック」まで 盛り沢山でした。

印象に残った作品

「フランス、食卓の悦び」 ポスターは右向き、その原画は左向きで広告として使われ方をよくわかっているな〜と。

「ブリュナは温まるビール」 カッサンドルっぽい。

「コルテ村のコルシカ展」 ポスターとはまず絵を描くことである。

「ダノン・フルーツ」 木になっているダノン。

ペリエ:天然ミネラル炭酸水」 元はコカコーラ用に描かれたが没になり、ペリエに直してペリエの広告に。たくましいね。

セミア(航空機器メーカー)」 絵の線を上の額縁にも。額装屋さんのアイデア

地下鉄構内に貼られた「エアーウィック」のポスター これも反転してもOKなデザイン。

「レジテックス:フランス人の作業着」

「アストラル エナメルペンキ」

「ダンロッピヨ・マットレス

オパール:私のペルロンストッキング」

「ひとりでに編める ウット毛糸」

「クリームデザート モン・ブラン」

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サヴィニャックの伝えるべきことを絵に落とし込む技術は まさに魔法、素晴らしく贅沢な空間でした。

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