観音寺は、瀬戸芸で、観音寺港から伊吹島へ行く時に利用する駅です。
多度津駅からは特急なら15分ですが、時間があったので、のんびり予讃線の普通電車(所要時間40分強)で向かいました。
途中、海岸寺駅から宅間駅の車窓が海と平行して走るのでとても美しくお気に入りの景色です。(ちなみに宅間駅は須田港から粟島へ行く時に利用する駅、2013年に訪問しました。秋会期の本島、高見島、粟島は島から島へフェリーで移動できますが、伊吹島は観音寺港からのみで、瀬戸芸で一番遠い島です。)
今回、伊吹島へは行けなかったけれど、瀬戸芸のインスタで、観音寺の『よるしるべ』というイベントに興味を持ったので行ってみました。
観音寺駅に着いたら、駅のお土産屋さんで『銘菓観音寺』を買おう!とワクワクしていたら、お土産屋さんが閉まっていて「コロナ禍のため16時までの営業」という悲しい貼り紙…。ちっコロナめ、とうどん屋さんに続きショックを受けていたら、隣のセブンイレブンでもお土産品を扱ってます、とあったので、のぞいてみたら、ありました!『銘菓観音寺』!よかった〜!
観音寺駅に着いたはいいものの、どこで開催されるのかもよくわからず、とりあえず、シャトルバスの出るハイスタッフホール(観音寺市民会館)あたりに行けば、何かわかるかな?と歩いていたら、道途中の瀬戸芸のインフォメーションが店じまいしているところで、案内チラシをもらえました、ギリギリセーフだった〜。
まだ開始の18時まで時間があったので、ハイスタッフホールで休憩しながら『よるしるべ』について調べてみたら、2011年からはじまり、瀬戸芸の年には公式プログラムになっているそうです。そういえば、3年前、伊吹島からの帰り、シャトルバス降りたらハイスタッフホールの壁にプロジェクトマッピングが映っていて、何かしら?って思ったのを思い出しました。
18時少し前くらいからハイスタッフホールに1Fロビーに受付が作られて、そこでマップ配布、また順路を簡単に説明してもらいました。
そろそろ投影が始まると思うので、とのことで移動開始です。
作品は公募作品と作家さんの作品がありました。夜なので暗く、また、狭い場所が多いので、あまりきちんとチェックできなかったのですが、記憶をもとに追っていきます。
観音寺といえば、寛永通宝らしいのですが(銘菓観音寺のモチーフにもなってる)なんで?と調べたら琴弾公園というところに寛永通宝の銭形砂絵があるそうです。
寛永10年(1633年)に藩主、生駒高俊公を歓迎するために一夜にして作られたと言われており、この砂絵を見れば健康で長生きし、お金に不自由しないと伝えられています。(観音寺市ホームページより)
幻想的な入口の一心寺、ここの様子をインスタで見て、惹かれたのでした。
一心寺では10月30日に声明と雅楽の『よるしらべ』というコラボイベントもあったそうです。素敵そうですね。
向かいは山地蒲鉾さんで、おでんとか軽食も出ていて音楽堂で食べてもよかったのだけど、あまりお腹が空いていなくて、お店でお土産に練り物のセットを買いました。確か『よるしるべセット』みたいなまとめ売りになってた。それがまた、とても美味しくて!どれも美味しかったけど、きくらげとたこの練り物はいいおつまみになりました。また、行きたいです
インフォメーションの壁にお魚がたくさん泳いでいて可愛かったのだけど、全然写真には撮れませんでした。上のはオトメベラだと思うのよね。
中ではアーティストの作品とお土産が売っていて、有明浜のハマゴウという植物から作ったアロマスプレーを買いました。とてもいい香りだったので。ハマゴウは『浜香』と書くのですって。
竹灯りが迎えてくれる入口、中は……
なんか不思議な空間で、ずっと見ていたくなる感じでした。最後は……
こちらも、文様が変わるので、ずっと見てしまう。
美しさと迫力のある、でも繊細な作品でした。
知らない夜の街を歩きながら作品を見て回る、新鮮な経験をしました。素敵なプログラム、来てみてよかったな〜。
そして駅まで戻る途中、伊吹島の特産品が買えるお店を発見。3年前に伊吹島で買ったいりこは本当に美味しくて、今年も欲しいけど、島に行けなかったしな〜と残念に思ってたので、うれしくてテンションが上がりました。
いりこも美味しいけど、いりこを使っただし醤油も絶品です。銘菓観音寺も買えたし、やっぱり観音寺に来てよかったな〜と食いしん坊ぶりを発揮して高松へ戻りました。帰りはぴゅーっと特急で。