トーハクの東洋館8室は中国の絵画・書の部屋で、いつもおもしろい展示をしているので好きです。 そして、だいたい撮影もOK。ガラスがあるので難しいけど。
日中平和友好条約の締結40周年を記念し、日本初公開となる北京画院(ぺきんがいん)の所蔵品を通じて、中国近代絵画の巨匠・斉白石(せいはくせき)の人と芸術を紹介する展覧会です。
昔ながらの中国の画は、縁起のいいものをモチーフにしているのが定番みたいです。私も中国に行ったとき、飾られている画に込められた意味を丁寧に説明してもらった経験があります。
菊も縁起物、たぶん、数が9なのも。(中国語で九は久と発音が一緒なので縁起がいい数字)この菊の画は華やかさと朴訥とした感じが同居してていいな〜。
どの画も繊細ながらどことなく素朴。
リスにひよこに鳥。あと、魚を上から見た表情とか。生物たちは愛嬌のある表現だな〜と思っていたら……
昆虫はとてもリアル!すごい技量ですね。
そして一番好きだなと思ったのはこちら。
借山図(第三図)
構図とか色のにじみ具合とか。美しい。