トーハクこと東京国立博物館の特別展は、書道関連の展覧会に行くことが多いです。他にも興味深い展覧会は多いですね。あと、夜間開館を活かした面白い企画も。
で、今回は「仏像か〜」とか思って、特に見に行くつもりはなかったのですが、SNSを見ていたら空海の真蹟が見れるとのことで、急遽予定変更、「三十帖冊子」修理後初の全帖公開をお目当てに行ってきました。全帖公開は期間限定でした。
「三十帖冊子」
空海が唐で書写して持ち帰った経典・儀軌類で、真言密教の秘書として大切に伝えられてきたもの。三十帖あることからこの名で呼ばれる。空海の自筆部分が十数帖確認され、空海と同じく平安時代の能書「三筆」の一人と称される橘逸勢の書も含まれると考えられており、書道史上も重要なものである。(解説より要約)
前知識がなかったので「空海の自筆部分これだけ〜?」とか思ってしまいましたが。経典なのでとても小さい文字です。空海の真蹟を見た!という満足感を味わいました。
そして、あとはさ〜っと流そうかなあと思ったのですが、仏像をはじめ、どの展示も素晴らしかったので思いの外長居しました。見応えあった〜。
日本全国の御室派寺院の仏像がいらしていて、これは貴重な機会だなと仏像好きでなくても思いました。パネルで所在地や寺院の説明が詳しくしてあるのですが、「○○年に一度しか開示しない」等書いてあって。
見に行ってよかったです。たまにはふらっと自分の好み以外の催しに行くのもいいですね。
撮影可コーナー:観音堂の様相を33体の安置仏と壁画の高精細画像再現