旅の目的は主にアートです。

旅は日帰りも含みます。近くの美術館から遠くの美術館まで。観たいものは観たい!気ままな鑑賞日記です。

ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜 東京都美術館 2018.3

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ブリューゲル一族と、彼らと関わりのある16、17世紀フランドル絵画の全体像に迫ろうという挑戦的な展示」ということでそうえいば最近、ボスを始め、その界隈を鑑賞する機会が多かったかも、って思って、ふらっと行ってきました。
キャプションが4世代の誰の作品か(父、子、孫、ひ孫世代)を色分けしてあって画期的でありました。わかりやすい!

「花のブリューゲル」ことヤン・ブリューゲル1世とか、「地獄のブリューゲル」ことピーテル・ブリューゲル2世とか、(どちらも子世代)個性というのは滲み出るものなのだなあなどと思いました。ヤン・ブリューゲル2世とアンブロシウス・ブリューゲル(どちらも孫世代)の静物画で描かれている花瓶が、同じものだったりするのもおもしろい。こういうとこは一族ならではという感じもする。

印象に残った作品
「嗅覚の寓話」「聴覚の寓話」ヤン・ブリューゲル2世
「風景の中の聖母子と天使」「聖母子と洗礼者ヨハネと天使のいる森の風景」ヤン・ブリューゲル2世
あれ?私、ヤン・ブリューゲル2世が好きだったのかな?子世代とひ孫世代を繋いだ存在らしいです。

「果物と東洋風の鳥」「果物の静物がある風景」アブラハムブリューゲル(ひ孫世代)
静物画なんだけど、風景画で静物画、みたいな感じでおもしろかったです。