以前、江戸東京博物館で「ねこ展」をやっていてそこの展示にあったのが朝倉文夫の猫の作品、と猫に囲まれた写真…。
猫好きなので、いつか朝倉彫塑館に行こうと思っていたら、丁度、「猫百態」という企画展が。なかなか開館時間が短いので難しいかな?と思っていたのですが早々に行くことができました。
もともと、1964年の東京オリンピックの年に「猫百態」展をやるべく準備していたそうですが、病に倒れ開催することなくお亡くなりになってしまったそうです。
とにかく猫の身体特徴の表現が素晴らしくて石膏やブロンズなのに触れたらやわらかいのでは?と錯覚するほどでした。猫を膝に乗せ撫でていたのは骨格を確かめていたためらしいです。(鑑賞の手引きより)
展示の猫ちゃんが1匹いなくて、「探してください」って写真が置いてあるのもおもしろい演出でした。ひなたぼっこなところにいて、「ここにいたのね〜」って言っちゃいました、撫でそうになるのを必死に堪えて。で係の方ともちょっと楽しくお話しました。
建物は朝倉文夫の自宅兼アトリエで中庭、屋上含め素敵でした。そうそう、東京の昔のお家は屋上作って洗濯物干すよね〜。朝倉邸は庭園でしたが…。(祖父の家がそうでした。で、偶然、屋上のタイルが祖父宅の玄関と同じだったので思わず「懐かしい!」って声に出ちゃいました。)
唯一のフォトスポット「蘭の間」。奥の写真が普段の蘭の間です。普段は猫ちゃんたちはここにいます。